導入サービス:tami-co(たみこ)
株式会社インタースペースは、インターネット広告事業とメディア事業を展開し、海外進出も果たしています。特にメディア事業でローンチしたメディアは多数。 月間利用ユーザー数が1,200万人以上の国内最大級・ママ向け情報サイト「ママスタ」、女性達の日々の暮らしの楽しみを応援する「saita」、日本初のヨガ&ビューティーオンラインニュースメディア「ヨガジャーナルオンライン」などのメディアを通じて、ユーザーに役立つ情報を発信しています。
CROCOでは、株式会社インタースペース様のスムーズなメディア展開をサポートするため、SEO記事作成支援ツール「tami-co(たみこ)」のご提供と導入支援を行いました。
今回、株式会社インタースペースの西本様と水越様に、tami-coを導入した理由や実感した効果などについてお話を伺いました。
企業名 | 株式会社インタースペース(Interspace Co.,Ltd)様 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 河端 伸一郎氏 |
本社所在地 | 東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル8階 |
主な事業内容 | インターネット広告事業、メディア事業 |
Webサイト | https://www.interspace.ne.jp/ |
――貴社が運営されるメディアについて、またメディア事業部の事業概要についてお聞かせください。
メディア&ソリューション事業部 マーケティングチーム/リーダー 西本氏
西本氏メディア&ソリューション事業部は、主にメディアのローンチや運営を担っています。なかでも全国のママに寄り添う「mamastaセレクト」は最も規模が大きく、こちらを中心として保育・教育・コミュニティ領域(mamasta保活、mamastaまなび、mamastaコミュニティ)のメディアも展開しています。
「mamastaセレクト]のほかにも、女性向けライフスタイル系の「4MEEE」「4yuuu!」や「saita」、世界的規模をほこるヨガの雑誌から派生した「yoga JOURNAL ONLINE」、さらに学習塾の検索ポータルサイト「塾シル」を運用しています。
メディア&ソリューション事業部では、各メディアのユーザーの皆様に「正確で価値のある情報」をご提供すべく、ニーズを捉え、媒体力を高めることをミッションの1つとしております。
――tami-coの導入前に抱えていた課題点と導入して頂いた理由は何ですか。
西本氏我々のメディアは指名検索に強く、既に一定のコアファンを獲得することができているという強みがあるのですが、その一方で新たなユーザーへのリーチ施策については着手できていない部分が多々ありました。そうした「コンテンツマーケティング面」の課題を解決していこうと模索する中で、より具体的な2つの問題点が浮かび上がりました。1つめは、各メディアとも「コンテンツマーケティング」に対して専任として注力できるほどのディレクターリソースがなかった点。2つめは、これまでブランディングや指名検索(社名や商品名で検索する検索手法)がメインであったため、特定キーワードをスポットで狙っていくようなコンテンツ作りに慣れていなかった点です。
この課題解決のカギは「リソースの補填」と「キャッチアップスピード」になります。それらを補うことができるのはマーケティングツールだと考え、いろいろなツールを調べていく中でtami-coを見つけご相談させていただきました。
――最終的にtami-coをご契約いただいた理由、契約の決め手となった部分はどこでしたか。
西本氏ネームバリューのあるツールはWeb等である程度使い方を調べることができるため、初速はあるのですが、より深い知見については担当者のリソースやレベル感に左右されてしまうという懸念がありました。一方、tami-coは導入初期に限らず、運用フェーズにおいてもコンサルティング形態でのサポートがついています。こうした「継続的な支援」があれば誰が担当になっても使い方を迅速にキャッチアップできると考え、契約させていただきました。
メディア&ソリューション事業部 マーケティングチーム/コンテンツディレクター 水越氏
水越氏私は当初SEOがまったくわからず本当にゼロからのスタートで、何から始めればよいかもわからない状態でした。CROCOさんにサポートしていただきながら、今も日々勉強させていただいています。
コンテンツ制作の際にいつも活用させていただいているなかで、個人的にtami-coの大きなポイントは定量的にユーザーニーズをとらえられることだと感じています。つい定性的に考えてしまいそうなときに、独りよがりなコンテンツにならないよう視点を揺り戻してくれるありがたい存在です。また、競合の記事をtami-coで分析して「この記事は、このキーワードをおさえて高順位をとれているんだろう」など、仮説立てもできるようになってきました。私のように事前知識が全くなくても目標のキーワードで高順位の獲得を狙えるようになるので、見方さえ身につけられればとても心強いツールだと思います。
――記事の作成フローとtami-coの使い方を教えてください。
西本氏コンテンツマーケティング領域の記事に関しては、マーケティングチームで戦略を立てています。「トラフィックを獲得したい」「検索ボリュームは小さいけれども、コンバージョンにつながりそうだ」など、メディアの特色・相性を鑑みた上で作成するキーワードを決定し、具体的にどのような記事を作るかを検討する段階でtami-coを使用しています。
水越氏私は直近ではコンバージョンを目的とした記事制作を担当していたので、「このキーワードを目標にしてちゃんとコンバージョンに直結しそうか」の判断にもtami-coを使用しました。
――それはtami-coの独特な使い方ですね。
水越氏tami-coではユーザーのニーズが定量的にわかるので、そこに定性的な観点も組み合わせるとユーザーが今どういう情報が欲しいのかが少しずつ見えてくるんです。tami-coの導入サポートで教えていただいた、コンテンツ制作において大切な「想定読者にとってのゴールはどこか?」「それに対して想定読者の状態は今どこにあるのか?」を考えるときにも役立つので、とても助かっています。
「このサイトはどういうニーズを満たして上位をとれているんだろう」と競合の状態を把握したうえで「自分たちはどこを狙っていけばいいか」を考えるのも、結構楽しいですね。
数値だけ見てると頭が痛くなりやすいのですが(笑)、tami-coではユーザーニーズがパッとわかるグラフ表示もあって、視覚的に掴みやすくて好きです。
西本氏ユーザーが再検索しているキーワードを調べ、サイト動線や内部リンクの設計も検討するなど、さまざまな使い方をしながら戦略を立てています。
――貴社の事業戦略の実現にtami-coは役立っていますか。
西本氏とても役立っています。tami-coを使うことで、普通なら見逃してしまいそうな検索意図を拾うことができていますし、それが結果としユーザーニーズに沿った記事の作成を叶えています。また、tami-coの使用を介して社員間でコンテンツマーケティングに関する会話が頻繁に生まれるなど、マーケティング視点の獲得にもつながっています。
水越氏私は、tami-coをフルに活用した構成案の作成方法をマニュアル化して事業部に共有しました。その過程で自分自身も頭の中を整理して、SEOの知識だけでなくコンテンツマーケティングの重要性についても理解を深められました。
西本氏tami-coの習熟を目的としたマニュアル作成でしたが、知識が共通化されることによってコンテンツマーケティングに関する会話の粒度が揃い、メンバー感のコミュニケーションが非常に円滑になりました。これはtami-co導入の思わぬ収穫でしたね。
――SEO・コンテンツマーケティングに取り組む企業に対して、貴社のように結果を出すためにはどのような取り組みが必要だと思われますか。
西本氏コンテンツマーケティングに対する「重要度」の認識を、組織全体で揃えることが最も重要だと考えています。ツール導入やコンテンツの制作は費用が伴いますし、当然人的リソースも必要となります。ここで生まれる「費用とリソースに見合った成果が出るのか」という懸念をさまざまな視点からクリアできるかが鍵となります。メディアの形態にもよりますが、弊社の場合は「ブランディング以外の新たな主軸の必要性」と「コンテンツマーケティングが成功した場合の貢献度」といった視点からドリルダウンを行い、コンテンツマーケティングの重要性について周囲の理解を得ていきました。こうした背景の説明を丁寧に行い、担当者が注力できる体制を組織全体として醸成していくことが重要です。
――もしtami-coを他社へ紹介するとしたら、どのような会社へおすすめしますか?
西本氏「限られたリソースの中でコンテンツマーケティングの結果を出したい」という会社にはおすすめです。先程お話ししたように、tami-coでは導入から運用フェーズまで支援していただくことができるため、担当者にコンテンツマーケティングに関する知見がない状態からでも体制構築を進めていくことができます。実際に私や水越は記事制作以外にも多くの業務を担当しておりますが、CROCOさんのサポートもありコンスタントに施策を推進することができています。
水越氏私のように「SEOはまだこれからの状態」という会社におすすめしたいです。自分自身はまだまだですが、最近はtami-coを見たうえで狙ったキーワードで高順位をとれるようになってきた実感があります。直近の例で言えば、塾の料金情報をメインコンテンツにした記事で狙った特定のキーワードが、サーチコンソールで表示されたのを見たときがとても嬉しかったです。
――貴社の今後の取り組みやビジョンについてお聞かせください。
西本氏おかげさまでメディア自体は順調に伸長していますが、体制面にはまだまだ課題があります。各メディアにおいて、運営チームの中にマーケティング知見を持ったディレクターがいるのが理想ではあるのですが、人的リソースを割くことが難しいチームもあるのが現状です。質の高いコンテンツを作りブランディングを強めていくことは維持しつつ、tami-coを用いてリソースやノウハウの補填を行い、マーケティングの側面からもメディアを成長させていきたいです。
※本ページの内容は2022年5月時点のものです。
...loading